私達夫婦がふく(白猫・メス)に出逢ったのは、2014年の春でした。わずか283gの小さなふくは、まだ生後18日(推定)でした。ふくは、生後2日(推定)で動物愛護センターに収容されました。乳飲み猫は、お母さんがいないと1日も生きていられないので、当日殺処分になるそうです。しかし幸運なふくは、心温かいボランティアさんのおかげで殺処分を免れました。
仔猫は、生後5~6週ぐらいまでは、ミルクを飲んで育ちます。私達夫婦は、生まれて初めて仔猫の乳母になりました。3~4時間おきに授乳です。深夜に目覚ましをかけて起きるのはけっこう大変で、わが夫はすぐに脱落。私が授乳係になりました。
仔猫の成長が嬉しくて可愛くて、なんだか楽しくて楽しくて…。今思えば、その日から私の保護猫活動が始まった気がします。2015年、2016年の春も乳飲み保護猫を迎え、我が家の猫は、7匹になりました。犬が3匹、あひるが3羽いますので、合計13です。なんと子沢山になったことか。たくさんの方から 「そんなにたくさんいて、大変でしょう。」と言われます。しかし、私達夫婦は、この子達から癒やしをもらい、幸せをもらい、生き甲斐をもらっているので 忙しいと思うことはあっても、大変と思ったことはないのです。
病気の猫を看病したり、臆病な猫を抱っこ好きにしたりと、日々精進し、今では立派な猫おばさんになれました。以前は、「殺処分」という言葉は、私にとってあまり関係のない遠いところにあるものでした。しかし、自分で育てた乳飲み保護猫たちが、こんなにも可愛く元気いっぱい生きていると、そんなに簡単に殺しちゃいけない!と強く思うようになりました。
今、空前の猫ブーム。猫を飼いたい人はたくさん居るのに、出会いの場がペット業者しかないのは、マコトにもったいない。あったかい家族を待っている保護猫は、たくさんいます。譲渡会の猫達は、緊張して本来の魅力を出せません。自分のお家でリラックスして可愛い姿を見 せなくちゃ。得意のスリスリ・ゴロゴロ・チョイチョイを見せなくちゃ。
そんな訳で、「譲渡型の猫カフェ」を始めました。いろんな年齢の猫達がいます。我が家の保護猫第1号のふくは、にこまめち猫部・部長に就任しました。彼女は、我が家の家族猫なので譲渡は出来ませんのであしからずご了承ください。もちろん、うみ平・りん・みい・はる太の4匹も保護猫ですが、家族猫なので同様です。
先住猫さんがいるけどもう1 匹飼ってみたい方、猫を飼いたいけど不安がある方も大歓迎です。譲渡後もサポートいたします。猫カフェの収益はすべて保護猫達の、ごはん代・医療費に使います。癒やされながら猫助けをしてくださいませ。
可愛い猫達に会いに来てください。伊豆高原でお待ちしております。